ニュース速報
ビジネス
賃金上昇前の物価高や中小企業への影響を警戒、緩和は継続=日銀総裁
2022年01月25日(火)10時05分
1月25日、 日銀の黒田東彦総裁(写真)は午前の衆院予算委員会で、仕入れ価格の上昇に伴う中小企業の収益への影響や賃金上昇前の物価高に警戒しつつ、現在の金融緩和を継続していく必要があると述べた。都内で2020年1月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 25日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は25日午前の衆院予算委員会で、仕入れ価格の上昇に伴う中小企業の収益への影響や賃金上昇前の物価高に警戒しつつ、現在の金融緩和を継続していく必要があると述べた。
階猛委員(立憲民主党・無所属)の質問に答えた。黒田総裁は現在の物価上昇について「国際商品市況の影響が円安の影響よりもはるかに大きい」と指摘。「異常な円安になって、それが輸入物価が大きく引き上げるということにはなっていない」と話した。
また、「異常な円高、円安は好ましくないが、ファンダメンタルズを反映して安定的に推移している限り、その下での円安は経済にプラス」との認識を示した。
(和田崇彦)
今、あなたにオススメ
新着