ニュース速報

ビジネス

豪マッコーリー、21年度は過去最高益 自社予想上回る

2021年05月07日(金)13時54分

 5月7日、豪投資銀行大手マッコーリー・グループが発表した2021年度(20年4月─21年3月)決算は利益が自社予想を上回り、過去最高となった。写真はシドニーで2016年10月撮影(2021年 ロイター/FILEDavid Gray)

[7日 ロイター] - 豪投資銀行大手マッコーリー・グループが7日発表した2021年度(20年4月─21年3月)決算は利益が自社予想を上回り、過去最高となった。手数料ベースの一部事業が低迷した一方、エネルギーや貴金属、為替などボラティリティーの高い市場からの利益が伸びた。

純利益は10.6%増の30億2000万豪ドル(23億5000万米ドル)で、2月に示した自社予想(5─10%増益)を上回った。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で航空機リース部門が打撃を受け、企業のM&A(合併・買収)に関連した手数料収入や銀行の利益率が圧迫された一方、商品(コモディティー)取引部門が50%の増益となった。

リテールバンキングからM&A、インフラ投資、商品取引まで多岐にわたる事業を世界的に展開していることが奏功した。2月に北米を襲った寒波でガス価格が上昇した恩恵も受けた。マッコーリーは北米の天然ガス市場で第2位。

シェマラ・ウィクラマナヤケ最高経営責任者(CEO)はアナリスト会見で、幅広い事業展開について「さまざまな市場サイクルの中で多様性を提供した」と評価した。

また、北米における下半期のガス・電力取引だけでなく、上半期の貴金属、原油取引のほか、為替やデリバティブの活発な取引も寄与したと述べた。

同CEOはさらに、マッコーリーは「慎重な姿勢」を維持するものの、「主要な市場における深い知識や事業・地理上の多様性に伴う強さ」を踏まえると、「中期的により優れた業績を達成する良い位置につけている」との見方を示した。

期末配当は1株当たり3.35豪ドルと、前年の1.80豪ドルから2倍近くに引き上げた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

台湾総統「26年は重要な年」、主権断固守り防衛力強

ワールド

再送トランプ氏、シカゴやLAなどから州兵撤退表明 

ビジネス

ビットコイン、2022年以来の年間下落 最高値更新

ワールド

ゼレンスキー氏「ぜい弱な和平合意に署名せず」、新年
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 8
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中