ニュース速報

ビジネス

日経平均は反落、模様眺めでも改めて上値の重さ意識

2021年04月14日(水)15時31分

東京株式市場で日経平均は反落。引き続き模様眺めムードが強い中で、上値の重さが改めて意識される動きとなった。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 14日 ロイター] -

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 29620.99 -130.62 29718.06 29567.18

─29722.40

TOPIX 1952.18 -6.37 1953.92 1946.17

─1955.52

東証出来高(万株) 103628 東証売買代金(億円) 22534.66

東京株式市場で日経平均は反落。引き続き模様眺めムードが強い中で、上値の重さが改めて意識される動きとなった。新型コロナウイルス関連でネガティブな材料が重なったことが懸念されている。

13日の米国株式市場はS&P総合500種が終値で最高値を更新し、ナスダック総合は反発した。ハイテク株の買いが膨らみ、株価押し上げに寄与した。

新型コロナウイルスワクチンを巡っては、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の接種が一時中止となった。国内では、感染者数の拡大が続いており、コロナ関連のネガティブな材料が重なったことが日経平均の上値を抑える要因となっている。

一方、下値についても、決算発表シーズンを前に好決算が相次ぐとの期待があることから売り込みにくい状況となっており、決め手となる材料が見当たらない中で日経平均は安値もみあいに終始した。

市場では「日経平均が3万円の水準では、過去に調整入りした目安となるPBR(株価純資産倍率)1.4倍に達するため、上値は買いにくい。一方では、米長期金利が一服したほか、企業業績に対する期待もあるため、しばらく時価水準で推移することになりそうだ」(証券ジャパン・投資調査部長の大谷正之氏)との声が聞かれる。

TOPIXは。東証1部の売買代金は2兆2534億6600万円と引き続き薄商い。東証33業種では、海運業、繊維業、非鉄金属などの下げが目立ち、上昇したのは鉄鋼、精密機器など 業種にとどまった。個別では、ファナック、ソフトバンクグループなどがさえない。半面、東京エレクトロンなど半導体関連株が堅調に推移した。

東証1部の騰落数は、値上がり739銘柄に対し、値下がりが1376銘柄、変わらずが76銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ナワリヌイ氏死因は「毒殺と判明」と妻、検体を海外機

ビジネス

午前の日経平均は反発、最高値を更新 FOMC無難通

ワールド

グテレス氏「われわれは未知の海域に」、国連総会の一

ワールド

豪就業者数、8月は5400人減に反転 緩やかな労働
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 2
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 5
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 7
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 8
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 10
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサイルが命中、米政府「機密扱い」の衝撃映像が公開に
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中