ニュース速報

ビジネス

アジア株式市場サマリー(13日)

2020年07月13日(月)19時59分

[13日 ロイター] - 東南アジア株式市場はまちまちで引けた。マニラ市場の株価は、フィリピン国内で新型コロナウイルスによる1日の死者数が過去最多となったことを受け、下落した。

マニラ市場の主要株価指数PSEiの終値は0.40%安。フィリピン保健当局は13日、新型コロナ感染の可能性がある1万2000人の検査結果がまだ出ていないことを明らかにした上で、死者や感染者がさらに増える恐れがあると警告した。

ファースト・メトロ・アセット・マネジメントの債券ファンドマネジャー、ジェニファー・ロンボイ氏は「株式市場は、フィリピン政府が7月後半にマニラの都市封鎖措置についてどのような決定を下すのかを待っている状態で、バイアスは下向きにかかっている」と指摘した。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.81%安。バンコク市場のSET指数は0.60%安。

一方、ジャカルタ市場の総合株価指数は0.66%高。クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.92%高。

中国株式市場は、政府の景気下支えを好感し上昇。新興企業向けの創業板(チャイネクスト)指数は業績改善期待から約4年半ぶり高値を付けた。

上海総合指数<.SSEC>終値は59.9641ポイント(1.77%)高の3443.2863。

上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数<.CSI300>終値は99.828ポイント(2.10%)高の4852.961。

算出開始以来の大幅上昇を前週記録したチャイネクスト指数<.CHINEXTC>が引き続き上昇。4%高となり2015年11月26日以来の高値を付けた。年初来では61%上昇している。

香港市場もアジア各国市場に追随して反発して終了した。ただ午後遅くに中国政府が米要人への制裁を発表したことから高値からは押し戻されて引けた。

ハンセン指数<.HSI>終値は44.71ポイント(0.17%)高の25772.12。

ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>終値は34.62ポイント(0.33%)高の10575.88。

中国当局の景気支援策も地合いを押し上げた。中国人民銀の当局者は10日、経済支援策は結果を出しており、下半期には企業と雇用に対する金融支援を強化すると述べた。

シドニー株式市場は反発して引けた。新型コロナウイルス治療薬候補の臨床試験(治験)で有望な結果が出たことを受けてリスク選好が強まった。

米企業の決算発表を控え、大半の企業の業績が予想を上回るとの期待も支えとなった。  

S&P/ASX200指数の終値は前週末比0.98%高の5977.5。同指数は2月20日に付けた過去最高値から16.9%値下がりしている。  

米バイオ医薬品企業ギリアド・サイエンシズは抗ウイルス薬「レムデシビル」の後期治験で、コロナウイルスによる死亡率が著しく低下したと発表した。  

OANDA(オアンダ)のシニア市場アナリスト、ジェフリー・ハレー氏はノートで、今回期待できる結果を受けて「株式市場で、新型コロナウイルス危機への楽観的な見方が相次いだ」と分析した。  

ハレー氏はさらに「米国で第2四半期の決算発表が今週始まる。大手銀行が週内に決算を発表する。市場の乱高下が続くため、トレーディング収益は再び好調になると予想している」と述べた。  

鉱業株指数<.AXMM>は1.77%高。6.6%高の資源会社ギャラクシー・リソーシズと4.54%高の豪採掘企業IGOが上昇を主導した。

ソウル株式市場は反発。ギリアドの新型コロナウイルス治療薬の治験に関する前向きな分析が好感された。一方で、今週発表の企業決算と6月の中国貿易統計待ちのムードが強かった。

韓国関税庁の発表によると、7月1─10日の同国輸出は前年同期比1.7%減少した。しかし、対中国の輸出は同9.4%増、対米国は同7.3%増となった。

外国人投資家は1002億ウォン(約8348万ドル)相当の買い越し。

出来高は6億4152万株。取引された900銘柄のうち、608銘柄が上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ、ロ攻撃でエネルギー問題深刻化 NATO

ビジネス

ECBは当面金利据え置き、FRB巡る問題がリスク=

ワールド

中国系スパイ集団、ベネズエラ関連フィッシングメール

ワールド

インド貿易赤字、12月は小幅に拡大 対米輸出は堅調
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑について野次られ「中指を立てる」!
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    イランの体制転換は秒読み? イラン国民が「打倒ハ…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 7
    年始早々軍事介入を行ったトランプ...強硬な外交で支…
  • 8
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 9
    母親「やり直しが必要かも」...「予想外の姿」で生ま…
  • 10
    日中関係悪化は日本の経済、企業にどれほどの影響を…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 8
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 9
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 10
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 8
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中