ニュース速報

ビジネス

米航空大手5社、250億ドル規模の政府融資へ趣意書に署名 

2020年07月08日(水)08時07分

米ユナイテッド航空など航空大手5社は7日、新型コロナウイルス流行の打撃を受けている同業界向けの250億ドル規模の政府融資プログラムに関する趣意書に署名した。ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港で昨年12月撮影(2020年 ロイター/Chris Helgren)

[シカゴ 7日 ロイター] - 米ユナイテッド航空など航空大手5社は7日、新型コロナウイルス流行の打撃を受けている同業界向けの250億ドル規模の政府融資プログラムに関する趣意書に署名した。

米財務省によると、その他、アラスカ航空、デルタ航空、ジェットブルー航空、サウスウエスト航空が署名した。

ムニューシン財務長官は声明で「合意の取りまとめに向けて航空各社と取り組んでいく」と述べた。各社が政府融資を受けるかどうかの決定は9月末が期限となっている。

先週には最大手アメリカン航空グループを含む5社が融資条件を巡り合意。アメリカン航空は、第3・四半期に47億5000万ドルの融資を確保する見通しとしている。

米航空各社は既に、9月末まで雇用維持への補助金を受け取っている。

ユナイテッド航空は7日、従業員に対し、新型コロナ流行で予約が激減しており、旅行需要と雇用も厳しい状況にあると説明。従業員は、早ければ週内に10月1日からの一時帰休に関する通知を受け取る見通しという。

ユナイテッド航空は、広範囲に適用できる治療法やワクチンが確立されるまでは旅行需要の低迷が続き、業界が順調に回復に向かうことはないとの見方を示した。

ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの3州が前月に新型コロナの流行が深刻な州から訪れる人々に対し14日間の自主隔離措置を義務付けてから、向こう1カ月間のユナイテッド航空の予約は減少。とりわけハブ空港であるニューアーク・リバティー国際空港では今月1日時点で、純予約数は前年の水準の約16%という。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:動き出したECB次期執行部人事、多様性欠

ビジネス

米国株式市場=ダウ493ドル高、12月利下げ観測で

ビジネス

NY外為市場=円急伸、財務相が介入示唆 NY連銀総

ワールド

トランプ氏、マムダニ次期NY市長と初会談 「多くの
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワイトカラー」は大量に人余り...変わる日本の職業選択
  • 4
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 5
    中国の新空母「福建」の力は如何ほどか? 空母3隻体…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    ロシアのウクライナ侵攻、「地球規模の被害」を生ん…
  • 8
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 9
    「裸同然」と批判も...レギンス注意でジム退館処分、…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中