ニュース速報

ビジネス

アジア株式市場サマリー

2020年06月30日(火)20時08分

[30日 ロイター] - 中国株式市場はハイテク銘柄主導で反発して引けた。米中の堅調な経済指標を受けて景気回復への期待が強まった。

上海総合指数<.SSEC>終値は23.1577ポイント(0.78%)高の2984.6741。

上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数<.CSI300>終値は54.247ポイント(1.32%)高の4163.964。

新興企業向けの創業板(チャイネクスト)指数<.CNT>は2.8%上昇し4年超ぶりの高値水準をつけた。

全米リアルター協会(NAR)が29日に発表した5月の中古住宅販売仮契約指数は統計開始以来の大幅な伸びを記録した。また中国国家統計局が30日発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9と3カ月ぶりの高水準となった。

中国が29日、香港、マカオに広東省の9都市を加えた地区でウェルスマネジメント商品を個人が相互に取引できる制度を試験的に導入すると発表したことも好感された。

香港株式市場は上昇。月間では6カ月ぶりの大幅上昇となった。香港での反政府的行動を取り締まる「香港国家安全維持法」が、全国人民代表大会(全人代)常務委員会で可決され、高度な自治が岐路を迎えたが、米中の良好な経済指標を受けた景気期待のほうが強かった。

ハンセン指数<.HSI>終値は125.91ポイント(0.52%)高の2万4427.19。

ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>終値は0.94ポイント(0.01%)高の9758.63。

月間ではハンセン指数が6.4%高と2019年12月以来の大幅上昇、H株指数も2.1%上昇した。

あす7月1日は、香港の中国返還記念日で休場となる。

Tロウ・プライスのポートフォリオ・マネジャー、エリック・モフェット氏は「最も重要なのは安定、今後1年は、過去1年よりも抗議活動が減るという見方だ」と述べ、株価が割安なのもプラス要因だと指摘した。

シドニー株式市場は反発して引けた。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のデベル副総裁が新たな経済対策を実施する意向を強調したことや、封鎖措置から回復基調にある雇用情勢が好感された。ただ、新型コロナウイルス新規感染者数の増加が響き、上昇は抑制された。  

S&P/ASX200指数の4─6月期の上昇率は約17%で、2009年7─9月期以来、約11年ぶりの大きさとなった。  

デベル氏は、当面「かなりの」景気支援策が必要であるとの見解を示し、財政面の経済対策が当初の予定通り9月に終了すれば「問題」が発生すると付け加えた。一方、オーストラリアの雇用統計は封鎖措置の影響による大幅な落ち込みから徐々に改善を続けている。  

スモリング・ストックブローキングのマネジング・ディレクター、ブラッド・スモリング氏は「政府の介入と景気刺激期待がもたらした結果」が現時点の相場に表れているとして、相場が極めて大きく反転する可能性があると警告した。  

この日は中国が発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が好調だったことを受け、市場心理が一段と改善した。  

金融株指数<.AXFJ>は1.2%高。マイナス金利の導入は不要だとするデベル氏の発言を受けて上昇し、強気の地合いを下支えした。  

鉱業株指数<.AXMM>は1.3%高、エネルギー株指数<.AXEJ>は4.3%高。  

このほか、食品大手コリンズ・フーズは12.7%高。通期決算が好調だったことが材料視された。

ソウル株式市場は反発。米中の好調な経済指標を背景に買われた。

総合株価指数(KOSPI)の4─6月期の上昇率は20.2%と約11年ぶりの大きさで、新型コロナウイルスの感染拡大による前四半期の落ち込みが完全に解消された。

米国の5月の中古住宅販売仮契約指数は回復し、過去最大の伸びを記録。中国6月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は、市場予想を上回るペースで上昇した。

韓国銀行(中央銀行)は、外国為替相場の変動で感染拡大と景気後退から発生するリスクが高まる場合、国内の金融会社にドル資金を供給する仕組みを設けて相場安定化を図る意向を表明した。

海外勢は709億ウォン(約5900万ドル)相当の売り越し。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

中国 上海総合指数 2984.6741 + 23.1577 + 0.78 2965.1054 2990.8253 2965.1054 <.SSEC>

前営業日終値 2961.5164

中国 CSI300指数 4163.964 +54.247 +1.32 4130.003 4174.424 4129.775 <.CSI30

0>

前営業日終値 4109.716

香港 ハンセン指数 24427.19 +125.91 +0.52 24468.24 24598.61 24271.77 <.HSI>

前営業日終値 24301.28

香港 ハンセン中国株指数 9758.63 +0.94 +0.01 9832.58 9863.41 9720.09 <.HSCE>

前営業日終値 9757.69

韓国 総合株価指数 2108.33 +14.85 +0.71 2124.38 2134.38 2108.26 <.KS11>

前営業日終値 2093.48

台湾 加権指数 11621.24 +78.62 +0.68 11563.60 11638.00 11563.60 <.TWII>

前営業日終値 11542.62

豪 S&P/ASX指数 5897.90 +82.90 +1.43 5815.00 5955.20 5815.00 <.AXJO>

前営業日終値 5815.00

シンガポール ST指数 2589.91 +15.81 +0.61 2595.27 2610.99 2589.91 <.STI>

前営業日終値 2574.10

マレーシア 総合株価指数 1500.97 +6.54 +0.44 1493.41 1509.12 1492.07 <.KLSE>

前営業日終値 1494.43

インドネシア 総合株価指数 4905.392 +3.574 +0.07 4901.818 4939.840 4894.12 <.JKSE>

前営業日終値 4901.818

フィリピン 総合株価指数 6207.72 +102.54 +1.68 6134.49 6207.72 6131.22 <.PSI>

前営業日終値 6105.18

ベトナム VN指数 825.11 -4.25 -0.51 836.72 840.31 821.92 <.VNI>

前営業日終値 829.36

タイ SET指数 1339.03 +9.27 +0.70 1344.54 1351.59 1339.03 <.SETI>

前営業日終値 1329.76

インド SENSEX指数 34915.80 -45.72 -0.13 35168.30 35233.91 34812.80 <.BSESN

>

前営業日終値 34961.52

インド NSE指数 10302.10 -10.30 -0.10 10382.60 10401.05 10267.35 <.NSEI>

前営業日終値 10312.40

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

金融政策の具体的手法、日銀に委ねられるべき=木原官

ワールド

トランプ氏、ローマ教皇の批判に反発 「犯罪に弱腰」

ワールド

アングル:スペインで米国人の住宅購入増加、背景にト

ワールド

トランプ政権の一律10%関税、貿易裁が合法性に疑義
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相場で人気の優良株から売られる落とし穴
  • 2
    新しいアメリカンドリームは「国外移住」...5人に1人が海外を希望する時代
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけ…
  • 5
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 6
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 7
    中国が恐れる「経済ドミノ」
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 10
    日本は「イノベーションのやり方」を忘れた...ホンダ…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 7
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 8
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中