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米株市場はまちまち、対中関税巡る報道で最高値から押し戻される

米国株式市場はまちまちで終了。一時最高値を更新したものの、米国が11月の米大統領選後まで対中関税を維持する見通しだという報道を受け、押し戻される展開となった。ニューヨーク証券取引所で撮影(2020年 ロイター/BRENDAN MCDERMID)
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場はまちまちで終了。一時最高値を更新したものの、米国が11月の米大統領選後まで対中関税を維持する見通しだという報道を受け、押し戻される展開となった。
ブルームバーグは関係筋の話として、最終的な対中関税の撤廃は15日に署名される米中の「第1段階」通商合意を中国が順守するかどうかに左右されると報じた。
テミス・トレーディングの共同マネジャー、ジョー・サルッジ氏は、過去最高値圏にあるS&P総合500種<.SPX>の予想株価収益率が約18倍になっていることから、アルゴリズムの売買システムや投資家はブルームバーグの報道を売り材料と受け止めたと指摘した。
米株市場はここ数週間、米中貿易摩擦の解消により企業業績が改善するとの期待感に支援されてきた。
第1段階の通商合意の説明を受けた関係筋によると、中国は向こう2年間に、米国で製造された製品の購入を2017年比で約800億ドル増やす。このほか、エネルギー関連で500億ドル強、サービスで約350億ドル、農産品で約320億ドルそれぞれ購入を拡大する。[nL4N29J1JW]
第4・四半期利益が予想を上回ったJPモルガン・チェース
一方、ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)
リフィニティブのIBESデータによると、S&P総合500種採用企業の第4・四半期決算は利益が0.5%減少する見通しで、2四半期連続の減益が見込まれている。主に米中貿易戦争の長期化で打撃を受けているエネルギー・工業部門の不振が背景。
物流大手フェデックス
デルタ航空
画像共有サイトのピンタレスト
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.42対1の比率で上回った。ナスダックでも1.09対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は73億株。直近20営業日の平均は70億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 28939.67 +32.62 +0.11 28895.5 29054. 28872. <.DJI>
0 16 27
前営業日終値 28907.05
ナスダック総合 9251.33 -22.60 -0.24 9270.61 9298.3 9226.4 <.IXIC>
3 9
前営業日終値 9273.93
S&P総合500種 3283.15 -4.98 -0.15 3285.35 3294.2 3277.1 <.SPX>
5 9
前営業日終値 3288.13
ダウ輸送株20種 11164.51 +101.77 +0.92 <.DJT>
ダウ公共株15種 882.07 +2.38 +0.27 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1894.64 +3.85 +0.20 <.SOX>
VIX指数 12.40 +0.08 +0.65 <.VIX>
S&P一般消費財 996.51 -1.16 -0.12 <.SPLRCD>
S&P素材 377.51 -1.46 -0.39 <.SPLRCM>
S&P工業 704.15 -0.01 0.00 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 648.68 +0.15 +0.02 <.SPLRCS>
S&P金融 511.95 -1.23 -0.24 <.SPSY>
S&P不動産 241.57 -1.20 -0.49 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 454.26 +0.01 0.00 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1200.43 +6.53 +0.55 <.SPXHC>
S&P通信サービス 187.52 -0.56 -0.30 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1669.08 -10.01 -0.60 <.SPLRCT>
S&P公益事業 329.88 +0.91 +0.28 <.SPLRCU>
NYSE出来高 9.58億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 24000 0 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 23980 - 20 大阪比 <0#NIY:>
*内容を追加しました。