ニュース速報

ビジネス

KDDIとローソンが資本業務提携、ポイント・決済サービスを融合

2019年12月16日(月)21時38分

 12月16日、KDDIとローソンは、資本業務提携したと発表した。写真は都内で2017年12月撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 16日 ロイター] - KDDI<9433.T>とローソン<2651.T>は16日、資本業務提携したと発表した。2020年5月以降、スマホ決済サービスの「auペイ」と、ローソンなどの共通ポイント「Ponta(ポンタ)」のサービスを連携させる。相互の会員基盤を生かしたデータマーケティングを推進するほか、先端テクノロジーを活用して新たなサービスを提供する考え。会員基盤は1億超になるという。

KDDIは、ローソンの発行済株式総数の2.1%に当たる普通株式211万株を市場で取得する予定。一方、ローソン親会社の三菱商事<8058.T>から、ポンタを運営するロイヤリティ・マーケティング(東京・渋谷区)の株式20%も取得する。三菱商事の出資比率は42.37%から22.37%に低下する。

本人認証やロケーション、ネット消費、ネット店舗といった情報をauが、リアルな消費やリアルな店舗の情報をローソンが、それぞれ持ち寄り、コンビニでの夜間の無人営業や食品ロスの低減など次世代型コンビニサービスの開発に生かす。

両社のポイントをポンタに統一し、両社の会員IDを連携させる。会見したロイヤリティ・マーケティングの長谷川剛社長は「国内最大級のポイントの経済圏が構築される」と述べた。相互のアプリにそれぞれポイントと決済の機能を実装して両者の融合を進めるほか、合同キャンペーンなどを進めて経済圏の拡大を図る。

ローソンにはNTTドコモも2.09%出資しており、会見したKDDIの高橋誠社長は「(ドコモより)少しだけ上の数字を目指す」と述べた。ローソンの竹増貞信社長は「ドコモとの提携もこれまで通り進める」とした。

*写真を差し替えました。

(平田紀之)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

テスラ中国製EV販売、6月は前年比0.8%増 9カ

ビジネス

現在協議中、大統領の発言一つ一つにコメントしない=

ビジネス

日米で真摯な協議続ける、今週の再訪米否定しない=赤

ビジネス

焦点:25年下半期幕開けで、米国株が直面する6つの
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 2
    ワニに襲われ女性が死亡...カヌー転覆後に水中へ引きずり込まれる
  • 3
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 4
    ワニに襲われた直後の「現場映像」に緊張走る...捜索…
  • 5
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 6
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 7
    世紀の派手婚も、ベゾスにとっては普通の家庭がスニ…
  • 8
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 4
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 5
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 6
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 7
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 8
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 9
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 10
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中