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前場の日経平均は小幅続伸、米株高が支え 自民党総裁選にも関心
9月20日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比0円39銭高の2万3672円91銭となり、小幅に5日続伸となった。写真は都内にある証券会社の株価ボード前で2014年8月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 20日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比0円39銭高の2万3672円91銭となり、小幅に5日続伸となった。前日の米国株市場でダウやS&P総合が上昇した流れを引き継ぎ、朝方から底堅く推移した。自民党総裁選の結果発表を控えて様子見ムードがある、との指摘もあった。
TOPIXは前日比0.07%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆2781億円。業種別では銀行、非鉄金属、証券、鉄鋼などが値上がり率上位。半面、石油・石炭製品、パルプ・紙、空運などが安かった。銀行株の上昇は、前日、米国の金融株が米国債利回りの上昇を受けて買われたことが背景にあるという。
野村証券のエクイティ・マーケットアナリスト、佐藤雅彦氏は「このところ急上昇してきた割りにしっかりした印象。利食い売りをこなしながら堅調に推移している」と述べ、きょうは「バリュー系の金融や商社、直近で大きく売られていた銘柄などに物色の矛先が向かっている」と指摘していた。
自民党総裁選は安倍晋三首相の3選が確実視されているが、結果発表があれば、にわかに動意づく可能性もある。
東証1部の騰落数は、値上がりが843銘柄、値下がりが1151銘柄、変わらずが112銘柄だった。