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トルコ格付けを「Ba3」に引き下げ、見通し「ネガティブ」=ムーディーズ
2018年08月20日(月)10時45分
8月17日、格付け会社ムーディーズは、トルコの長期発行体格付けを「Ba2」から「Ba3」に引き下げ、格付け見通しを「ネガティブ」に変更した。写真はトルコ中央銀行のロゴ。2015年4月にアンカラで撮影(2018年 ロイター/Umit Bektas)
[イスタンブール 17日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは17日、トルコの長期発行体格付けを「Ba2」から「Ba3」に引き下げ、格付け見通しを「ネガティブ」に変更した。
ムーディーズは、トルコの公的機関の弱体化が継続しており、これに関連して政策策定の予見可能性が低下していることを格下げの理由として挙げた。
ムーディーズは発表文で「この弱体化は中央銀行の独立性を巡る懸念の高まりや、最近の金融ディストレスの根本原因に対する明確で信頼できるプランの欠如によって実証されている」と指摘。「金融情勢の引き締まりと為替レートの軟化は、高水準でなおかつ高まる対外金融リスクと関連しており、インフレを一段と推し進め、成長を損なうとみられるほか、国際収支危機のリスクが高まり続けている」とした。
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