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伊藤忠、ユニー・ファミマを子会社化 金融事業などで協力
4月19日、伊藤忠商事は、ユニー・ファミリーマートホールディングスに株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。写真は都内で2016年11月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 19日 ロイター] - 伊藤忠商事<8001.T>は19日、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>に株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。連結子会社化し、これまでの原料調達や製造・中間流通の合理化のみならず、電子マネー、クレジット、ポイント、IDを含む金融事業の開発、アジアを含む海外事業の強化などにグループとして取り組む体制を作る。
ユニー・ファミマはTOBに賛同している。TOB実施後も、上場は維持する。
TOBは、1株1万1000円で、所有割合50.1%を上限に取得する予定。買い付け株数に下限は設けていない。買い付け代金は1203億円。
TOB価格1万1000円は、18日の終値1万0020円に対して9.78%、1カ月の終値単純平均9013円に対して22.05%のプレミアムが付いている。
伊藤忠は現在、41.45%の株式を保有している。伊藤忠のフィナンシャルアドバイザー(FA)は野村証券、ユニー・ファミマはSMBC日興証券。
*内容を追加しました。
(清水律子)