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東京マーケット・サマリー(23日)
<外為市場>
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点から強含みの111円付近。ドルは日銀金融政策決定会合を挟んで一時110.55円まで下落したが、会合の内容が消化されるにつれ、緩やかに反発した。投機筋主導の売買で、本邦勢の参加は限定的だった。
<株式市場>
東京株式市場で日経平均は大幅に3日続伸。上げ幅は300円を超え、バブル崩壊後の高値を更新した。米政府機関の一部閉鎖が解除される見通しとなり、前日の米国株が最高値を更新。アジア株も総じて堅調に推移する中、海外勢とみられる資金が断続的に日本株に流入した。日銀の金融政策決定会合の結果発表後にドル/円JPY=が大きく崩れなかったことも投資家心理を下支えした。
東証1部騰落数は、値上がり1649銘柄に対し、値下がりが346銘柄、変わらずが68銘柄だった。
<短期金融市場> 17時08分現在
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.041%になった。準備預金の積み期前半で資金を取り上がる要因がなく、前日とほぼ同水準での取引となった。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。
<円債市場>
国債先物中心限月3月限は前日比10銭高の150円47銭と反発して引けた。日銀による早期緩和解除の思惑がくすぶる中、金融政策決定会合で政策の現状維持を想定した先回り買いが入り、朝方から強含みの展開。日銀が現行の政策維持を決定すると、一時150円48銭と16日以来1週ぶりの水準まで切り上げた。
現物市場は閑散とした中、長期・超長期ゾーンを中心に底堅く推移。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp低い0.070%に小幅低下した。
日銀が公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)で、成長率・物価の政策委員見通しの中央値は、18、19年度とも変更はなく、相場への影響も限られた。