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前場の日経平均は続伸、ドル安・円高一服で安心感 1週ぶり高値

2018年01月16日(火)12時09分

 1月16日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比130円62銭高の2万3845円50銭となり、続伸した。写真は東京証券取引所で2015年3月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 16日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比130円62銭高の2万3845円50銭となり、続伸した。為替相場でドル安・円高の進行が一服したことや、GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引)での米株価指数先物の上昇が安心感をもたらした。前場後半は断続的な先物買いが入り、日経平均は上げ幅を拡大。取引時間中としては1月9日以来、1週間ぶりの高値を付けた。

TOPIXは前日比0.31%高で午前の取引を終了した。セクター別では水産・農林が上昇率トップ。食料品、金属製品などがこれに続いた。半面、鉄鋼、海運がさえない。午前中の東証1部の売買代金は1兆1276億円だった。

日経平均は1月9日に付けた終値ベースでのバブル崩壊後の戻り高値を一時上回った。ファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>の3銘柄の上昇が前引け時点で日経平均を約72円押し上げた。

ドル/円は110円台後半まで円安方向に振れている。「113円台から3円ぐらい円高が進んだにもかかわらず、日本株は高値もち合いを続けた。相場の強さを確認した格好。来週以降の国内企業の決算発表を受け、好業績の個別銘柄主導による株高も期待できる」(光世証券エグゼクティブ・マネージャーの西川雅博氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり889銘柄に対し、値下がりが1057銘柄、変わらずが116銘柄だった。

ロイター
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