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金融市場と民間部門の債務リスクは拡大=仏中銀

2017年06月30日(金)20時26分

 6月30日、フランス中銀は、半期に1度の報告書を発表し、金融市場と民間部門の債務リスクは拡大したと指摘し、年内はその状態が続くとの見通しを示した。写真は各国の紙幣、2011年1月撮影(2017年 ロイター/Kacper Pempel)

[パリ 30日 ロイター] - フランス中銀は30日、半期に1度の報告書を発表し、金融市場と民間部門の債務リスクは拡大したと指摘し、年内はその状態が続くとの見通しを示した。

中銀は、市場間に前例のない非相関性がみられ、政治リスクが、予期せぬ衝撃が起きた場合にリスクプレミアムを大幅に引き上げる可能性があるとの見方を示した。

低金利を背景に急速に拡大した企業と家計の債務に今後数カ月警戒すべきだと指摘。

一方、金利水準は、金融部門のリスクが半年前よりも低いことを示していると説明。ただ、低金利が続く状態と急速な金利上昇の双方に金融機関は備えるべきだとの見方を示した。

金融セクターへの規制面のリスクはわずかにすぎないとし、年内はその状態が続くとの見通しを示した。

ロイター
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