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フィンテック将来性見込める、消費者保護必要=米SF連銀総裁

4月12日、ウィリアムズ米SF連銀総裁はフィンテックは将来性が見込めるが、消費者保護が必要と述べた。写真は北京のアップル店舗でモバイル決済について説明する従業員。2月17日撮影。(2016年 ロイター/Damir Sagolj )
[サンフランシスコ 12日 ロイター] - ウィリアムズ・サンフランシスコ地区連銀総裁は12日、金融とIT(情報技術)を融合した先端技術「フィンテック」について、オンライン融資やデジタル通貨など革新的な利用法で大きな将来性が見込めるとしながらも、予期せぬ結果から消費者を保護するために規制が必要との考えを示した。
同総裁は講演で「革新に向けた潜在力があると考えているが、われわれはその裏の面も見ている」と指摘。フィンテックの利用が消費者の大規模な搾取につながることがあってはならないし、フィンテック関連企業が伝統的な金融機関と類似のサービスを提供する場合、規制を逃れられると考えるべきでもないと述べた。
ただ同総裁は規制を策定する立場にはなく、具体策などについては言及しなかった。