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米S&P・ナスダック反落、企業決算シーズン控え警戒感
10月6日、米国株式市場は、S&P総合500種とナスダック総合が反落した。減益決算が相次ぐことが見込まれている企業決算シーズンの開始を控え、警戒感が広がっている。3月撮影(2015年 ロイター/Mark Blinch)
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種とナスダック総合が反落した。減益決算が相次ぐことが見込まれている企業決算シーズンの開始を控え、警戒感が広がっている。
ダウ工業株30種<.DJI>は13.76ドル(0.08%)高の1万6790.19ドル。 ナスダック総合指数<.IXIC>は32.90ポイント(0.69%)安の4748.36。 S&P総合500種<.SPX>は7.13ポイント(0.36%)安の1979.92。
ダウ工業株30種は化学大手デュポン
セクター別では、S&P主要10業種のうち7業種の指数が下落した。S&Pヘルスケア株指数<.SPXHC>は2.33%安。このセクターは高い医薬品価格を規制する動きにより圧迫されている。ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>も3.77%下げた。
一方、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は原油相場の上昇を受けて2.23%上がった。
個別銘柄ではデュポン
医薬品のファイザー
飲料・食品のペプシコ
時間外取引ではファストフードチェーンのヤム・ブランズ
トムソン・ロイターのデータによると、S&P総合500種企業の第3・四半期決算は世界経済をめぐる懸念を反映し、4.2%の減益になると予想されている。これは過去6年間で最大の減益率。
ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は、向こう数週間にわたる四半期決算への株価の反応により、株式相場がここ1カ月に及んだ世界的な金融市場の混乱を経て底を打ったかどうかを示すシグナルが得られる可能性があると述べた。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1675で下げ1357、ナスダックは上げ1233で下げ1554だった。トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約76億株で、過去20営業日平均の74億株を若干上回った。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 16790.19(+13.76)
前営業日終値 16776.43(+304.06)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4748.36(‐32.90)
前営業日終値 4781.26(+73.48)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1979.92(‐7.13)
前営業日終値 1987.05(+35.69)