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ギリシャ、無条件の譲歩には合意せず=チプラス首相

2015年03月31日(火)07時20分

 3月30日、ギリシャのチプラス首相(写真)は、支援をめぐる国際債権団との交渉の進展状況について議会で説明し、「公平な形での歩み寄り」を目指しているが、「無条件」に譲歩することはないとの姿勢を示した(2015年 ロイター/Alkis Konstantinidis)

[アテネ 30日 ロイター] - ギリシャのチプラス首相は30日、支援をめぐる国際債権団との交渉の進展状況について議会で説明し、「公平な形での歩み寄り」を目指しているが、「無条件」に譲歩することはないとの姿勢を示した。

ギリシャは既に、支援の見返りに実施する一連の改革案を提出したが、最大の債権国であるドイツは一段と詳細な改革リストを提示するまではユーロ圏として追加金融支援を行わないとの考えを表明した。

関係筋によると、ユーロ圏から新たな融資が受けられない場合、ギリシャは4月20日までに資金が枯渇する可能性があるとみられる。

チプラス首相は議会演説で、「われわれは債権団と公平な形での歩み寄りを目指しているが、無条件に合意することはない」と述べた。

ユーロ圏当局筋によると、ギリシャと「ユーロ・ワーキング・グループ」のメンバーは4月1日1500GMT(日本時間2日午前零時)に、ギリシャが提出した改革案について協議する見通しだという。

ロイター
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