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ドル111円後半、朝安後切り返す
[東京 23日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの111円後半。午前に実需と見られる向きの売りでいったん111.65円まで下落したが、その後は次第に持ち直した。
ドルは仲値公示前から10時過ぎにかけて、111円後半から下落。連休を控えて輸出企業が売りに動いたという。「仲値後も断続的に売りが出ていたもようだ。このところドル/円では凪状態が続いていたので、30銭ほど動くと大幅に動いたようにみえる」(外為アナリスト)との指摘が出ていた。
しかしそうした動きが一巡すると。午後にかけてドルは緩やかに111円後半へ反発。当面はレンジ推移との見方が多いだけに、下値では買い需要が強まりやすいという。
この日の話題は原油価格。米政府が22日、イラン産原油の禁輸措置について、日本など8カ国・地域に対する適用除外を打ち切ると発表したことを受けて、米原油先物
外為市場ではそれを反映して、カナダドルやノルウェークローネなどが堅調。ただ「中国景気が立ち上がろうとするタイミングで原油高となれば、再び景気の腰折れを招きかねない。世界経済にとってもリスク要因」(FXプライムbyGMO、常務取締役・上田眞理人氏)と警戒する声も出ている。
ドル/円
午後3時現在 111.92/94 1.1248/52 125.90/94
午前9時現在 111.92/94 1.1256/60 126.00/04
NY午後5時 111.93/95 1.1255/60 125.99/03
(為替マーケットチーム)