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18年米年末商戦小売売上高は2.9%増、貿易・政府閉鎖が影響か=NRF
[14日 ロイター] - 全米小売業協会(NRF)は14日、2018年の米年末商戦の小売売上高(自動車・ガソリンスタンド・外食除く)が2.9%増の7075億ドルと、予想を下回る伸びにとどまったと発表した。貿易摩擦や政府機関一部閉鎖が消費者心理を圧迫したもようと指摘した。
NRFが昨秋示した11─12月の小売売上高予想は4.3─4.8%増の7174億5000万─7208億9000万ドルだった。
NRFのシェイ社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で「年末商戦期に見られた全ての兆候は米経済に対する消費者の自信を示していた」と指摘。だが「貿易戦争や株式相場の混乱が想定以上に消費者に影響していたようだ」との認識を示した。
NRFの首席エコノミスト、ジャック・クラインヘンズ氏も、これまでに確認された消費支出トレンドに反する内容で、「極めて驚き」と述べた。
NRFによると、11月の小売売上高は5.1%増となったものの、12月は前年同期比で0.9%増の伸びにとどまったほか、前月比(季節調整済)では1.5%減となった。
インターネット通販や無店舗小売業の売上高は11.5%増の1468億ドル。NRFの従来予想は11─15%増の1516億─1570億ドルだった。
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