コラム

オバマTシャツ北京で発禁の謎

2009年11月16日(月)15時38分

 オバマ大統領の16日からの北京訪問に先立ち、市当局は土産物店に対して、オバマを毛沢東時代の紅衛兵に模したTシャツの販売を禁止した


 昨年オバマが大統領に選ばれて以来、そのTシャツはよく売れてきた。複数の販売業者によると、北京市政府から先週電話があり、この種のTシャツの販売を直ちに中止するよう要請された。しかも検査官が店に来てTシャツが棚から外されたことを確認していったという。

 業者らはオバマ訪問後には販売を再開できるとの連絡を受けている。


 アメリカの反オバマ集会では、大統領を共産主義者に描いたポスターやシャツは珍しくない。でもあのTシャツを中国人が着ることがいったい何を意味するのか、よく分からない。親オバマなのか反オバマなのか、それともEメール末尾に書く(爆)のようなものでしかないのか。

 もう1つ。注目される訪中のさなかに当局がオバマの気分を害さないよう必死になるのは理解できる。ただ、大統領がワシントンのペンシルベニア通りを走るリムジンの窓から少しでも外を見たことがあれば、あのTシャツよりはるかにくだらない自分の似顔絵を見かけたことがあるのではないだろうか。

──ジョシュア・キーティング
[米国東部時間2009年11月12日(木)13時18分更新]


Reprinted with permission from FP Passport, 16/11/2009. © 2009 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

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国際政治学者サミュエル・ハンチントンらによって1970年に創刊された『フォーリン・ポリシー』は、国際政治、経済、思想を扱うアメリカの外交専門誌。発行元は、ワシントン・ポスト・ニューズウィーク・インタラクティブ傘下のスレート・グループ。『PASSPORT:外交エディター24時』は、ワシントンの編集部が手がける同誌オンライン版のオリジナル・ブログ。

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