右傾化するイスラエルについても内心は複雑だ。今年4月のピュー・リサーチセンターの調査では、ユダヤ系アメリカ人のうちイスラエルを好意的に見ている人の割合は64%で、白人福音派プロテスタントの65%とほぼ同じだ。ユダヤ系にもかかわらず、4割弱がイスラエルを好意的には見ていないということになる。
イスラエルの宗教極右とイスラエルを強く支持するキリスト教福音派は、宗教的な終着点──ユダヤ人がメシアの到来を待望する一方、福音派の一部がキリストによる救済や再臨を重視する──が必ずしも一致しているわけではない。両者の接近は、神学的・構造的な緊張を内包しているともいえる。
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