- HOME
- コラム
- 湯川鶴章のテクノロジーフィクション
- ソーシャルロボット「百花繚乱」時代に
ソーシャルロボット「百花繚乱」時代に
またソーシャルロボットが、スマートホームのハブ的なデバイスになる可能性や、スマートフォンよりも少し高いくらいの価格設定が人気の理由としている。
そしてソーシャルロボットの普及の兆しを示す例として、ソフトバンクのPepperが発売開始わずか1分で売り切れたニュースを挙げている。
僕も最近の人工知能の急速な進化を受けてソーシャルロボットが今後ホットな領域になるのではないかと思っている。理由の1つは、Washington Post紙が指摘しているように、Pepperが好評を得ているから。大企業で新事業開発を担当している複数の友人から聞いた話によると、Pepperの成功を受けて、それぞれの社内でソーシャルロボットの開発計画が進んでいるのだという。
■ 高性能人工知能をだれでも搭載できるようになる
もう1つ理由がある。人工知能のプラットフォーム化が始まったからだ。人工知能の中でもディープラーニングと呼ばれる最新技術を使った対話エンジンを持っている有力企業は5社あると言われている。Google、Apple、Amazon、Microsoft、Facebookの5社だ。
そのうちのAmazonが、Alexaと呼ばれる対話エンジンのAPI(技術仕様)を公開した。対話エンジンとは、音声で受け答えできる人工知能で、iPhoneに搭載されているsiriがその代表例だ。APIを公開することで、人工知能技術を持たないベンチャー企業でも、Amazonの対話エンジンにネットを通じて接続することで、自社開発のロボットに対話エンジンを搭載しているかのように見せかけることができる。
ロボットに詳しいビジネスパーソンから聞いた話によると、Alexaは部屋の隅からの声でも正確に聞き取るなど、他社製の対話エンジンと比較しても非常に出来がいいのだそうだ。当面は英語での利用が中心となるのだろうが、Alexaが公開されたことで、ソーシャルロボットを開発しようというベンチャーが多数登場してくるであろうことが予測できる。
一方、日本マイクロソフトは、女子高生人工知能「りんな」を開発しコミュニケーションアプリ「LINE」上で企業が利用できるようにしたと発表した。発表文によると「りんなで培われた自然な会話を行う技術は、様々な企業の人工知能、会話ロボットに対するニーズを満たす可能性が」あり、「すでにさまざまな企業が人工知能や会話ロボットを展開している日本市場には人工知能の大きな活用機会があるものと考え、りんなを日本で開発し」提供することに決めたのだとしている。
AppleとOpenAIの提携は何を意味するのか 2024.06.13
AIは今後も急速に進化する? 進化が減速し始めた? 2024.06.05
AI自体を製品にするな=サム・アルトマン氏からスタートアップへのアドバイス 2024.05.29
汎用AIが特化型モデルを不要に=サム・アルトマン氏最新インタビュー 2024.05.27
マーク・ザッカーバーグ氏インタビュー「なぜAIを無料公開するのか」 2024.05.14
AIエージェントの時代はどこまできているのか 2024.05.07
生成AIでネット広告はどう変わるのか 2024.04.25
-
外資系製造業大手の総務アウトソーシングのアシスタン 永田町駅
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員
-
外資系総合施設管理企業の法人営業 週2リモート×フレックス 未経験OK・都内 20代・30代活躍中
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給23万円~36万円
- 正社員
-
東京駅/外資企業/受付/スーパーバイザー/語学活かせる 月30万~・土日祝休 20代・30代活躍中
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給30万円~36万円
- 正社員
-
事務/英語が活かせる外資系企業でスカウト・データ管理/在宅週2OK その他オフィスワーク・事務
ランスタッド株式会社
- 東京都
- 月給31万5,000円
- 正社員