サウスウエスト航空が「大柄すぎる客」向けの「あのサービス」を遂に終了...運命を分けるのは「ひじ掛け」
Southwest Changing Rules for Plus-Size Passengers: What To Know

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<アメリカ・肥満受容推進協会は「唯一の希望の光」を失ったと落胆──プラスサイズ体型の乗客向けの「サービス」を提供終了したい本当の理由とは?>
サウスウエスト航空は、長年続けてきた「Customer of Size(大柄な顧客)」向けポリシーを来年1月27日をもって終了する。この制度では、1つの座席に体が収まらない乗客が、追加料金なしで隣の座席も確保することができた。
米テキサス州ダラスを拠点とする同社によると、新方針では、1席に収まらない乗客は事前に追加の座席を購入する必要があり、払い戻しはこれまでよりも厳しい条件のもとでのみ認められる。
この変更は、1人で2席を確保できる人気の制度を大きく見直すもので、アメリカ国内でも特に包括的とされてきた同社にとっては大きな方針転換だ。
支援団体などは、今回の変更により、空の旅が手の届かないものになる人が増える可能性があると警鐘を鳴らしている。長年の利用者からは、「顧客本位」の姿勢で知られてきたサウスウエスト航空のブランドイメージを損なうとの声も上がっている。
サウスウエスト航空は25日、本誌に対して次のように声明を出した。
「2026年1月27日の『指定座席制』導入に向けて、運航・従業員・顧客対応の各面で複数の方針を見直している。スペースの確保を目的に、これまで追加座席ポリシーを利用してきた顧客には予約時に追加座席を購入するよう案内している」