最新記事
大学

「言論の自由を侵害、恣意的かつ気まぐれ」...ハーバード大が資金凍結解除を地裁に求める

2025年6月3日(火)12時10分
6月2日、米ハーバード大学はトランプ政権が提供を停止した資金25億ドルの凍結解除を求め、審理を省略できる略式判決を連邦地方裁判所に申し立てた。写真は5月、同大学のキャンパス内で撮影

6月2日、米ハーバード大学はトランプ政権が提供を停止した資金25億ドルの凍結解除を求め、審理を省略できる略式判決を連邦地方裁判所に申し立てた。写真は5月、同大学のキャンパス内で撮影(2025年 ロイター/Faith Ninivaggi)

米ハーバード大学は2日、トランプ政権が提供を停止した資金25億ドルの凍結解除を求め、審理を省略できる略式判決を連邦地方裁判所に申し立てた。

ボストンの連邦地裁への提出書類によると、ハーバード大はホワイトハウスの要求を拒否したことを受けて4月14日以降、国家安全保障上の脅威、がん、感染症などに関連する研究資金を凍結するよう求める命令を957件受けたという。


トランプ大統領は、ハーバード大など米国の名門大学が反ユダヤ主義の拠点になっているなどとし、大学に変革を迫っていると主張している。

トランプ政権はコメント要請に応じていない。

地裁はハーバード大の略式裁判の申し立てについて7月21日に弁論を行うことを決定した。

ハーバード大は4月、資金凍結が同大学の言論の自由の権利を侵害し、恣意的かつ気まぐれだと主張してトランプ政権を提訴した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 トランプvsイラン
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年7月8日号(7月1日発売)は「トランプvsイラン」特集。「平和主義者」の大統領がなぜ? イラン核施設への攻撃で中東と世界はこう変わる

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


対談
為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 セカンドキャリアの前に「考えるべき」こととは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

台湾鴻海、第2四半期売上高は過去最高 地政学的・為

ワールド

ダライ・ラマ「一介の仏教僧」として使命に注力、90

ワールド

BRICS財務相、IMF改革訴え 途上国の発言力強

ワールド

英外相がシリア訪問、人道援助や復興へ9450万ポン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 3
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 4
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 5
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 6
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 7
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 8
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 9
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 10
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とん…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中