最新記事
2024米大統領選

トランプが男性を押しのけた? 肩をたたいただけ? 動画をめぐり議論が白熱

Donald Trump Appears to Shove Person at Mar-a-Lago in Viral Video

2024年2月27日(火)18時30分
イワン・パーマー
ドナルド・トランプ前大統領 Joseph Sohm-Shutterstock

ドナルド・トランプ前大統領 Joseph Sohm-Shutterstock

<その男性は元上院司法委員会顧問のギャレット・ベントリーだったとみられる>

アメリカのドナルド・トランプ前大統領が、フロリダ州の別荘「マールアラーゴ」で男性を押しのけたように見える動画がSNSに投稿されて話題になっている。

この動画を投稿したX(旧ツイッター)のアカウント「ペイトリオットテイクス」は、「トランプはこの男を自分の前から押しのけたのか?」とコメント。動画は30万回以上も再生されている。

【動画】トランプが男性を押しのけた? 肩をたたいただけ? 動画をめぐり議論が白熱

問題の男性は元上院司法委員会顧問のギャレット・ベントリーだったらしい。ベントリーはこの動画に「ハハハ!」と反応した。

SNSでも、前大統領が自分の前にいたベントリーを押しのけようとしたとみるユーザーが多数を占めた。一部のユーザーが指摘した通り、2017年にベルギーのブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)の会合でも、当時大統領だったトランプは集合写真の最前列中央に立つために、モンテネグロのドゥシュコ・マルコビッチ首相(当時)を押しのけた様子だった。

Xユーザーのコーウィン・メルビンは「物理的反応に対する恐れがないと、こういうことをする!」とコメント。別のユーザーは「その通り。彼は自分が中心でなければならない。必ず」と書き込んだ。

「@Haganaha10」というユーザーは「ヨーロッパの時と同じだ。彼は自分の前にいたモンテネグロの首相を押しのけた。自分が世界中の指導者の前に立つために」と投稿している。

一方、トランプはベントリーの背中を軽くたたいたにすぎないという意見もある。

「おいおい。トランプはいろんな意味で最低だけれど、これは明らかに軽く肩をたたいただけだ。本当のことに集中しよう」と書き込んだユーザーもいた。

トランプ支持者のマイク・デポーチは「トランプは人の背中をたたいている。見ろ、このコメントを。心が弱くてプロパガンダに洗脳された副作用だ。精神病院を復活させる必要がある」とポストした。

2024年米大統領選に向けた共和党候補者選びの先頭に立つトランプは、マールアラーゴなどの不動産や資産の価値を水増しして申告していたと裁判所が判断したことを受け、3億5500万ドル近い支払いを命じられたばかりだった。

トランプはマールアラーゴのリゾートについて、これが制限のない物件で、住宅用途で開発できるという前提に基づき、2011〜2021年の資産価値を3億4700万ドル〜7億3900万ドルと評価した。

同リゾートについてトランプは、証書に記載されている社交クラブではなく、私邸として転売できるという誤った前提に基づいて、実際には10億ドル以上の価値があると繰り返し主張していた。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

カナダ製造業PMI、6月は5年ぶり低水準 米関税で

ワールド

米国は医薬品関税解決に前向き=アイルランド貿易相

ビジネス

財新・中国サービス部門PMI、6月は50.6 9カ

ワールド

気候変動対策と女性の地位向上に注力を、開発銀行トッ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    ワニに襲われた直後の「現場映像」に緊張走る...捜索隊が発見した「衝撃の痕跡」
  • 3
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 4
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 5
    米軍が「米本土への前例なき脅威」と呼ぶ中国「ロケ…
  • 6
    熱中症対策の決定打が、どうして日本では普及しない…
  • 7
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 8
    吉野家がぶちあげた「ラーメンで世界一」は茨の道だ…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    「22歳のド素人」がテロ対策トップに...アメリカが「…
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 5
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 6
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 7
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 8
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中