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女性問題

トランプが止めた中絶助成を肩代わりするオランダの「神対応」

2017年1月26日(木)17時20分
ケビサ・スラナ

 プルメンは世界中の女性のためにイニシアチブをとると誓ったが、オランダ政府は直接的なトランプ批判を慎重に避けている。

【参考記事】中絶医療施設への銃撃テロ、保守派が抱える闇

「途上国の女性にとって良くない決定が下されたら、われわれが女性たちを助けるべきだ」と、オランダ外相の報道官ヘルマン・バンゲルデレンは述べた。「これは政治問題ではない。女性問題だ」

 トランプ政権が始動した週明け、オランダのテレビ局が皮肉たっぷりのパロディ動画を放映した。トランプを徹底的におちょくった内容だ。

 もっとも、オランダも人のことばかり笑えない。マルク・ルッテ首相は24日、主要紙の意見広告で国内の移民にこう警告した。「(われわれと)同じに振る舞え、さもなければ出て行け」と。

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