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漫画やアニメを追い風に――フランス人が魅了される、文学を通じて出会う「新しい日本」【note限定公開記事】

FEELING OF CLOSENESS

2025年9月19日(金)08時05分
西村カリン(ジャーナリスト)
フランス・パリの本屋で本を手に取る男性読者

Vera Prokhorova/SHUTTERSTOCK

<フランスで日本文学が注目を集めている。小説を通じて、日本の社会や日常を知る読者も少なくない。その扉を開くのは、女性作家たちの物語だ>


▼目次
1.女性作家が牽引する日本文学ブーム
2.報道ではなく文学だからこそ伝わる、リアルな日本

1.女性作家が牽引する日本文学ブーム

「日本の文学」は2012年のパリブックフェアの主なテーマで、大江健三郎、平野啓一郎、島田雅彦など多くの日本人作家がパリに滞在し、講演会やサイン会に参加した。大人気のイベントだった。

それから13年がたったが、フランスでは日本の文学への興味はさらに大きくなっている。日本人作家の小説を出す出版社も多いし、日本人の若い小説家の作品は高く評価されている。

40年前から日本の小説をフランスに紹介するピキエ出版の創設者フィリップ・ピキエはこう分析する。

「数十年前から日本文学の波がフランスに来ており、最近ますます高くなっている。特に人気のあるのは女性作家の作品だ。

◇ ◇ ◇

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【note限定公開記事】漫画やアニメを追い風に――フランス人が魅了される、文学を通じて出会う「新しい日本」


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