ウクライナ東部の要衝ポクロウシクの攻防続く、ロシアは前進と主張
        	ウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシクを巡るロシア軍とウクライナ軍の激戦は3日も続いた。写真は第152独立猟兵旅団の砲兵たち。ポクロウシク近郊で10月撮影(2025年 ロイター/Anatolii Stepanov)
[モスクワ/キーウ 3日 ロイター] - ウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシクを巡るロシア軍とウクライナ軍の激戦は3日も続いた。ロシア国防省は部隊が前進したと発表した一方、ウクライナ軍は攻防を続けていると表明。ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア軍がポクロウシク北方のドブロピリャ周辺に部隊を集結させていると明らかにするなど、戦況が読めない状況が続いている。
ロシア国防省は、ロシア軍はポクロウシクの鉄道駅などの付近でウクライナ軍部隊を包囲した上で撃破したと表明。市内に入り陣地を築いたとしている。これに対しゼレンスキー大統領は、ポクロウシクは厳しい圧力下にあるとしながらも、ロシア軍は過去24時間で前進していないと指摘。ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、ロシア軍の注意をポクロウシクからそらすため、ウクライナ軍はドブロピリャに対する圧力を強めていると明らかにした。
ロイターは独自に戦況を確認できていない。
ロシアは、ポクロウシクを制圧すればドネツク州でウクライナ支配下に残る主要都市のクラマトルスクとスラビャンスクを制圧する足掛かりになるとして攻勢を強めている。ポクロウシクが陥落すれば、2024年初めのドネツク州アウジーウカの陥落以来、ロシアにとっては最も重要な領土的戦果となる。





