最新記事

女優

おなじみの有名人たち、「画像加工なし」だとどう見える? 驚きの比較動画が話題

Pics of Jennifer Aniston, Julia Roberts in Days Before Photoshop Go Viral

2023年2月19日(日)07時00分
ジェイミー・バートン
ジェニファー・アニストン

ジェニファー・アニストン Everett Collection-Shutterstock

<画像編集ソフト「フォトショップ」が登場する以前と現在では、私たちが目にするセレブたちの姿はどれだけ変わったのか>

私たちが普段、SNSやニュースサイトなどを通じて目にしているセレブたちの姿は、実際の本人の姿をどこまで正確に反映したものなのか。画像編集ソフト「フォトショップ」が登場する以前と以後で、セレブたちの写真がどう変わったのかを比較する動画を商業カメラマンが投稿し、注目を集めている。

■【動画】画像加工「あり/なし」で有名人たちの顔はどれだけ変わる? 驚きの比較動画

注目を集めているのは、ジェニファー・アニストン、サラ・ジェシカ・パーカーやジュリア・ロバーツが「90年代の写真でどう見えていたか」と「現在はどう見えるか」をまとめた動画だ。この動画をアップしたTikTokユーザーの@caroline_in_thecityは、今では女性セレブの写真がフィルターやエアブラシで加工されているため、彼女たちの自然な姿を反映した写真を見ることはもうできないと主張した。

キャロライン(@caroline_in_thecity)は動画の冒頭で、「90年代の初頭から半ばの、フォトショップが登場する前の話をしよう」と語る。最初に紹介したアニストンの写真は、実は2003年のもので、アニストンが33歳だった時に人気ドラマ「フレンズ」のセットで撮影されたものだが、その後に紹介された画像は、たしかにいずれも実際に90年代かそれ以前に撮影された写真だ。

商業カメラマンであるキャロラインはその後、ありのままのアニストンを写した写真に軽くフィルターをかけ、同じ写真がいま発行されていたらどう見えるかを示した。彼女はその後も、パーカーやロバーツ、ジェーン・フォンダなどのセレブの90年代の写真に同じ加工を施して紹介。「おかしなことに、今ではもう私たちが『生の』画像を見ることはない。全てが編集済みのものだ」と主張した。

報道で使用される写真は加工されているのか

これに対してあるユーザーが、動画の中で紹介された写真の入手元である(世界最大の写真データベースを持つコンテンツプロバイダーの)ゲッティイメージズはフォトショップで加工した写真を禁止しているため、キャロラインの主張は事実と異なると指摘した。

するとキャロラインは、「それは違う。ゲッティイメージズは写真の人物の肌に加工を加えることを許可していて、それを注記する必要はない」と反論し、次のように主張した。「ゲッティイメージズのウェブサイト上にある多くの人物の写真には毛穴がない。肌を滑らかに見せる加工がされている」

ゲッティイメージズの広報担当者は本誌の問い合わせに対して、同サービスの基本理念を次のように説明した。

「我々はコンテンツにエアブラシでの加工は行っていない。ゲッティイメージズは、自分たちで取材したイベントについて、包括的で事実に忠実な記録を提供している。正確性と透明性を保ち、操作や偏見のない画像を顧客に提供している」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米CPI、4月は前年比3.4%上昇に鈍化 利下げ期

ビジネス

米小売売上高4月は前月比横ばい、ガソリン高騰で他支

ワールド

スロバキア首相銃撃され「生命の危機」、犯人拘束 動

ビジネス

米金利、現行水準に「もう少し長く」維持する必要=ミ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 2

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史も「韻」を踏む

  • 3

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダブルの「大合唱」

  • 4

    それでもインドは中国に勝てない...国内企業の投資意…

  • 5

    マーク・ザッカーバーグ氏インタビュー「なぜAIを無…

  • 6

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 7

    奇跡の成長に取り残された、韓国「貧困高齢者」の苦悩

  • 8

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 9

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 10

    中国のホテルで「麻酔」を打たれ、体を「ギプスで固…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋戦争の敗北」を招いた日本社会の大きな弱点とは?

  • 4

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 5

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 6

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 9

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 10

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中