- HOME
- コラム
- Surviving The Trump Era
- アメリカはいつまで(愚かな)債務上限論争を続けるの…
アメリカはいつまで(愚かな)債務上限論争を続けるのか
では、どうしてアメリカの政治家たちは、債務上限をめぐる愚かしい火遊びに熱を上げているのか。1つ目の理由は、不安をかき立てられるものだ。政治家たちは政府債務に対する国民の不安を利用して、財政破綻という悪夢のシナリオで脅かすことにより物事を自らの有利に運ぼうとしている。
もう1つの理由は、ある意味では希望を抱かせるものだ。政治家たちは、政府債務に関する誤った理解によって行動している場合が多い。そうした政治家たちは、MMTの旗手であるステファニー・ケルトンの著書『財政赤字の神話』(邦訳・早川書房)を読めば、認識が変わるかもしれない。
ケルトンによると、アメリカの歴史上、政府債務がとりわけ大幅に縮小した6回のケースでは、その直後に深刻な景気後退に陥っているという。1990年代後半にクリントン政権が財政赤字削減を推し進めた際も、ドットコム・バブルの崩壊が起きた。
いまアメリカの債務上限問題を報じるニュースは、民主党と共和党がいがみ合い、国の財政を危うくしていると伝えている。だが、真の問題は別の所にある。ケルトンの言葉を借りれば、「是正すべきなのは債務ではなく、私たちの考え方」なのだ。
謎すぎる...戦争嫌いのMAGAがなぜイラン攻撃を支持するのか 2026.03.12
ビル・クリントンの醜聞再び?エプスタイン文書に「上半身裸」写真の衝撃 2026.02.26
「史上最高のFRB議長」誕生か――ケビン・ウォーシュはリスクヘッジの達人 2026.02.11
トランプがグリーンランド「所有」に固執するトンデモ理由 2026.01.30
なぜ世界は再び1929年に似てきたのか──英雄願望に取り憑かれた指導者たち 2025.12.24






