プレスリリース

廃材を障がいのある方々の手によって手漉き紙にアップサイクルする「めぐる、手漉紙。」がソーシャルプロダクツ・アワード2024にてソーシャルプロダクツ賞を受賞

2024年03月29日(金)10時30分
有限会社コトブキ印刷(所在地:広島県府中市、代表取締役:宗藤 勝美)が展開する、企業で発生する廃材を障がいのある方々の手によって手漉き紙に生まれ変わらせるプロジェクト「めぐる、手漉紙。」が、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会主催の「ソーシャルプロダクツ・アワード2024」においてソーシャルプロダクツ賞を受賞しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/390099/LL_img_390099_1.jpg
めぐる、手漉紙。

◆「めぐる、手漉紙。」とは
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/390099/LL_img_390099_2.jpg
商品は全部で11種類
「めぐる、手漉紙。」は、今まで捨てられていた廃材を福祉施設で手漉き紙にアップサイクルし、資源の循環や障がいのある方の自立支援を目指すプロジェクトです。企業や工場で日々発生する廃材を新しい紙に生まれ変わらせることで、環境にやさしい循環型社会に貢献したい。また、福祉作業所の利用者さんたちに紙漉きの仕事をお願いして工賃アップにつなげることで、障がいのある方々を苦しめる工賃格差問題という社会課題を解決したい。そんな思いから始まった取り組みです。

広島県府中市はデニムや家具、味噌など、ものづくりが盛んなまち。伝統産業を担う地元企業から製造過程で生じる廃材をご提供いただき、これまでに当社のオリジナル商品として「インディゴデニムペーパー」「家具の木くずぺーパー」「みそペーパー」を開発・発売しました。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/390099/LL_img_390099_3.jpg
1枚ずつ手漉きで作られています

素材の配合や手漉き作業などは、紙漉き事業を行っている障がい者施設にご協力いただいております。一枚ずつ手作業で丁寧に漉き込まれた紙を通して、廃材の背景にある物語を伝えるとともに、紙を使う人、手漉きをする人、SDGsに取り組む企業、子どもたちが暮らす地球のあいだに「喜びの循環」を生み出すことを目指しています。地域での資源循環や障がいのある方々の雇用創出に向けた第一歩として、広島県福山市の自立支援施設との協働も始まりました。

また、私たちと同じ思いで活動されている、全国の福祉施設で作られた手漉き紙も「めぐる、手漉紙。」として販売を行っています。今後も順次、新しい商品を増やしていく予定です。

*「めぐる、手漉紙。」詳細URL: https://meguru-tesukigami.com/


◆審査員コメント
環境と社会の両面に焦点を当てた非常に意義深い取り組みである。企業の廃材を有効活用する環境的側面と、障がい者の工賃格差の問題・福祉施設の苦手分野である販売領域に新たな可能性をもたらす社会的側面をうまく融合させている。廃材を出した企業が名刺として再利用するストーリーは、洗練されたブランドの世界観を作り上げている。まさに「廃材は物語の種」であり、出発地点。今後も本商品のストーリーが社会に伝わっていくことが嘱望される。


◆ソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)とは
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/390099/LL_img_390099_4.png
SPA
SPAは、ソーシャルプロダクツの普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の、ソーシャルプロダクツを表彰する制度です。優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援します。
https://www.apsp.or.jp/socialproductsaward/


◆ソーシャルプロダクツとは
「エコ(環境配慮)」や「オーガニック」、「フェアトレード」、「寄付つき」、「地域や伝統に根差したもの」など、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながることができるものをいいます。
https://www.apsp.or.jp/socialproducts/


◆「めぐる、手漉紙。」の商品について
デニム、家具、味噌、醤油、古新聞、コーヒー、折り鶴など、さまざまなジャンルの廃材をアップサイクルした全11種類の再生紙をご用意。業種や商品コンセプト、企業メッセージに適した商品をお選びいただけます。サイズや厚みの調整に関するご相談にも応じます。また、紙の卸も承っています。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/390099/LL_img_390099_5.jpg
▲インディゴ デニム ペーパー(インディゴ、ミドルインディゴ、ライトインディゴ、ベージュインディゴ)
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/390099/LL_img_390099_6.jpg
▲家具の木くずペーパー

◆自社の廃材を、自社で使う紙に
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/390099/LL_img_390099_7.jpg
ご協力企業との開発の様子
全国の企業様を対象に、自社の廃材を原料にしたオリジナル再生紙の開発サポートを行っております。工場で発生する糸や端切れ、木くず、食材の殻や搾りかす、オフィスで生じる使用済み用紙やチラシ、カタログなどを手漉き紙にアップサイクルして名刺やパンフレットなどに活用することで、「自分たちの廃材を、自分たちで再利用する」という循環を生み出します。


◆「めぐる、手漉紙。」の紙を採用するメリット
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/390099/LL_img_390099_8.jpg
活版印刷事例
(1) SDGsへの貢献
廃材のアップサイクルを障がい者施設と協働で行っているプロジェクトです。SDGsの[8:働きがいも 経済成長も][10:人や国の不平等をなくそう][12:つくる責任 つかう責任]に貢献します。「めぐる、手漉紙。」の紙を使う人が増えれば増えるほど、より良い社会の実現に近づいていきます。

(2) 自社の理念や姿勢を伝えるツールに
自社の廃材をアップサイクルした紙は、企業理念や社会に対する企業の姿勢を伝える営業・広報ツールとして効果的。ブランディングや顧客関係強化にもつながります。名刺やパンフレット、商品タグ、ショップカード、DM、コースターなど、ご希望に応じて制作いたします(要試作)。

(3) 受け取る相手とのコミュニケーションを生み出す
廃材が持つ質感や色味を残しながら、一枚ずつ手作業で漉き込んでいます。「廃材」と「手漉き」が織りなす唯一無二の風合いが受け取った相手の興味を惹き付け、商品コンセプトや企業の考え方などを顧客・取引先に伝えるきっかけを生み出します。


◆有限会社コトブキ印刷について
画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/390099/LL_img_390099_9.jpg
有限会社コトブキ印刷
広島県府中市で印刷会社をスタートし、これまで多くのデザインと印刷の仕事を行ってきました。おかげさまで40年が経ち、多くのお客様に声をかけていただき、お仕事をさせていただけるようになりました。これからは、生まれた時よりもきれいな地球をのこせるよう、地域や社会が抱える課題に対してデザインや印刷技術を活かしてできることを考え、取り組んでまいります。

有限会社コトブキ印刷
所在地 : 〒726-0013 広島県府中市高木町840-2
代表 : 宗藤 勝美
設立 : 1990年10月
資本金 : 1,000万円
事業内容: 各種広告/販促物/印刷物の企画・デザイン・制作
URL : https://co-tobuki.co.jp/


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プレスリリース提供元:@Press
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