日本の夏を席巻する「マスカット」フレーバー
巨峰を抜いたシャインマスカット kazoka30-iStock.
<いつしか日本人にとって国民的フルーツとなったマスカット。今やあらゆる菓子類やスイーツなどの世界に「マスカットフレーバー」の波が押し寄せている>
エジプトなどを中心に紀元前から栽培され、古くはかのクレオパトラも愛したというマスカット。日本には明治時代に導入されるも、雨が多く湿度が高い日本では決して育てやすいブドウではなかった。
そんなマスカットに特有の香味や欧州ブドウの特徴である噛みごたえなどはそのままに、米国ブドウと交配させることで日本での栽培に適した品種に改良したものがシャインマスカットだ。
農業や食品産業に関する日本最大の研究機関である農研機構の果樹茶業研究部門が約30年をかけて開発し、2006年に品種登録。病気に強く育てやすいうえ、皮ごと食せる種なしでの栽培も可能。そして何より、高貴で爽やかな「マスカット香」やクセのない甘さが評判を呼び、全国でじわじわと人気を高めてきた。
ブドウの収穫量が全国ナンバーワンの山梨県では、長らく出荷量トップに君臨してきた巨峰を2020年に逆転。シャインマスカットが全品種のうち約38%を占め県内トップの出荷量となるなど、この新品種の登場によって、マスカットは今や「国民的フルーツ」の地位を得ている。

スーパーや青果店で多くの人がマスカットを手に取る光景が当たり前になり、グミやチョコレートなどのお菓子やジュースでもマスカット味が定番になった。
さらに昨夏には、マクドナルドの「マックシェイク マスカットアレキサンドリア」やドトールの「マスカットヨーグルン ~長野県産シャインマスカット~」、タリーズの「マスカットスプラッシュ グランデ」にミニストップの「シャインマスカットソフト」......と、期間限定のマスカットフレーバー商品も続々と発売されている。
では、マスカットはなぜそれほど人気なのだろうか。
筆者の周囲にいるマスカット好きな人たちに聞くと、「爽やかで口当たりがいいから、どんな気分のときでも選びたくなる。特に夏場は定番で、冷蔵庫にないと落ち着かない」(会社員40代男性)、「単純に美味しいから好き。皮ごと食べられるのでポリフェノールも摂れるし、そのままスムージーにできるのも便利」(自営業30代女性)などと、その理由を教えてくれた。
加熱式たばこにも「マスカットフレーバー」が登場
今年の夏も加熱しそうなマスカット人気。実はその波は、たばこの世界にも押し寄せている。
広がり続ける消費者の多様な嗜好に対応するため、各メーカーがさまざまなフレーバーを開発・発売しているのが近年のたばこ業界の状況だ。
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