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K-POPガールズグループ・Apink、デビュー14周年を迎えた「妖精ドル」の変わらぬ魅力
デビュー曲「分からない」は、幸先よくスマッシュヒット。勢いに乗ったグループは「My My」がテレビの音楽番組で1位になったのを機に、「HUSH」や「BUBIBU」「NoNoNo」「Mr.Chu (On Stage)」などのヒット曲を次々と生み出していく。
このようなサクセスストーリーを知っても、「よくあるパターンじゃないか」と思う人は多いだろう。しかしながら彼女たちが評価されるのは妖精のイメージをキープしたまま、ナチュラルな姿も無理なく見せている点である。以前、彼女たちにインタビューしたとき、リーダーのチョロンが次のように語っていたのが印象的だった。
「私たちがやさしい雰囲気の曲をたくさん歌っているので、衣装やヘアスタイルも含めて妖精のような感じで見てくれているのだと思います。でも一度ステージを離れたら、今どきの普通の女の子たちと同じように率直に話すところをファンの皆さんにも支持してもらっています」
プロとしてレベルアップしつつ、新人の新鮮さも忘れない
韓国の女性アイドルを語るときに"ガールクラッシュ(女性が憧れる女性)"という言葉をよく使う。対象となるのは「私の人生は私のもの」「他の人と比較しないで」といった強めの主張をするグループばかりだ。だがApinkはそのようなメッセージを意図的に発信せずに、ありのままを見せてファンを勇気付けているのが興味深い。デビュー5年目のインタビューでメインボーカルのウンジはこのようなコメントを残している。
「韓国では1曲出して次にカムバックするまでの間隔がちょっと長かったりすることもあったので、いつもカムバックするたびに新人のような気分です。そのせいか、デビューして以来、本当に結成当初と同じ気持ちが続いています。もちろんある程度、私たちメンバーもスタッフも年を重ねて専門的な面でレベルアップしましたが、新しいシングルやアルバムでカムバックするときの心構えとか、練習に打ち込むときの緊張感っていうのは変わらないと思います」
プロフェッショナルでありながら新鮮さも失わない。これこそが長寿ガールズグループになった最大の理由だと言えよう。しかもデビューから14年経ってもイメージがまったく変わらないのも驚異的である。通常は飽きられないために、ときにセクシーに、ときにワイルドになりがちだが、Apinkの場合はそれがない。いつも妖精ドルのままでいてくれるのが相当レアである。
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