ロシア、ウクライナ攻撃の証拠を米に提供 プーチン氏公邸攻撃未遂
ロシア国防省は1日、ウクライナ軍による大統領公邸攻撃を証明するデータが入ったウクライナのドローン(無人機)の一部を米大使館付武官に渡したと明らかにした。ロシア国防省提供(2026年 ロイター)
[モスクワ 1日 ロイター] - ロシア国防省は1日、ウクライナ軍による大統領公邸攻撃を証明するデータが入ったウクライナのドローン(無人機)の一部を米大使館付武官に渡したと明らかにした。これに先立ち、米メディアは、ウクライナの公邸攻撃を否定する見解を米安全保障高官が示したと報じている。
ロシア政府は昨年12月29日、ウクライナがロシア北西部ノヴゴロド州にあるプーチン大統領の公邸を長距離攻撃ドローンで攻撃しようとしたと非難。これにより和平交渉での姿勢を見直すと表明。同31日には撃墜したとするドローン(無人機)の映像を公開した。ウクライナ側は、和平交渉の進展を妨げるためにねつ造したものだと反論している。
ロシア国防省が1日にテレグラム・チャンネルに投稿した動画では、ロシア軍参謀本部総局のコスチュコフ局長が、墜落したドローンの破片の中から発見された制御装置と称するものを米武官に手渡す様子が映っている。
動画の中で、コスチュコフ氏は「ロシア特殊部隊の専門家がドローンの制御装置のメモリーを解読した結果、攻撃の標的がノヴゴロド州の大統領公邸の建物群であったと確認した」と説明し「われわれは、この措置がいかなる疑問も取り除き、真実の立証を可能にすると想定している」と述べた。
一方、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは昨年12月31日、ウクライナがプーチン氏やその住居を無人機攻撃で標的にしていないことを確認したとする米国家安全保障担当高官の発言を報じた。
トランプ米大統領は、大統領公邸攻撃の件をプーチン氏との会談で聞き、「非常に怒っている」と述べるなどロシアに同情的な姿勢を見せていた。ただ年末にかけて、ロシアがウクライナの和平を妨害していると非難する米紙ニューヨーク・ポストの社説を交流サイト(SNS)で紹介し懐疑的になっていることを示唆した。





