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「政権交代可能かも」との意識、野党に芽生えつつある=野田立民代表

2025年10月10日(金)11時39分

 立憲民主党の野田佳彦代表(写真)は10日の定例会見で、自民党の高市早苗総裁が首相となった場合は現石破政権よりも右傾化するとの「危機感が野党間で広がった」との見解を示した上で、「政権交代が可能かも、との意識も野党に芽生えつつある」と述べた。写真は昨年12月に都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Yoshifumi Takemoto

[東京 10日 ロイター] - 立憲民主党の野田佳彦代表は10日の定例会見で、自民党の高市早苗総裁が首相となった場合は現石破政権よりも右傾化するとの「危機感が野党間で広がった」との見解を示した上で、「政権交代が可能かも、との意識も野党に芽生えつつある」と述べた。

野田代表は首班指名を巡る野党協議に関し、「(他の野党に)話を聞いてもらえる環境になった」と指摘。「穏健保守の石破氏より高市氏は右にいくとの危機感が野党間に広がってきたため」、野党共闘により自民党からの政権交代が可能かもしれないとの意識がみられ始めているとの見方を示した。

首班指名を行う臨時国会の召集は、石破政権が内示していたとされる15日から後ずれしている。野田代表は、国会開会が遅れることで「11月1日までの暫定税率廃止(ガソリン減税)は事実上、無理になった。自民の責任は重い」と懸念を示した。

自公連立維持についての協議が難航していることに関しては、「連立のパートナーである公明党を(自民党が)ないがしろにしてきたことが公明の危機感を招いた」との考えを示した

ロイター
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