ニュース速報
ワールド

トランプ氏と豪首相が来月会談へ、AUKUSなど協議へ

2025年09月24日(水)11時15分

 トランプ米大統領とオーストラリアのアルバニージー首相(写真)が10月20日にワシントンで首脳会談を行うと、米政府と同首相が発表した。22日ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)

[ワシントン/シドニー 24日 ロイター] - トランプ米大統領とオーストラリアのアルバニージー首相が10月20日にワシントンで首脳会談を行うと、米政府と同首相が発表した。トランプ氏の2期目当選後、両国首脳の対面での会談は初めて。

オーストラリアへの原子力潜水艦供与を柱とする米英豪3カ国による安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」など、米豪間には課題が山積している。

国連総会出席のため訪米中のアルバニージー氏は23日、ニューヨークで記者団に「オーストラリアと米国は素晴らしいパートナーだ。非常に建設的な会談になることを期待している」と述べた。

AUKUSの潜水艦供与計画については米国防総省などが見直しを行っている。米国務省高官は同日、見直しが秋に完了する予定だとした上で、「最終的に目指すのは、AUKUSがアメリカに利益をもたらし、米国政府全体がそれを全面的に支持することだ」と記者団に語った。

見直しを主導しているコルビー米国防次官はAUKUSに批判的な立場で知られ、昨年には、潜水艦は希少かつ重要な資源であり、米産業界は米国の需要を満たすだけの数を生産できていないと述べていた。

米国の潜水艦造船所拡張のため既に約10億ドルを拠出しているオーストラリアは、AUKUS計画進展を確信しているとの立場を維持している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

物価基調指標、8月は最頻値が+1.9%に上昇 2%

ビジネス

アングル:「高市トレード」に一服感、小泉氏関連に物

ワールド

日本国債は安定市場、経済拡大で財源生み出す必要=高

ワールド

IAEA事務局長、イラン制裁回避合意なら査察官派遣
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...「文学界の異変」が起きた本当の理由
  • 2
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 3
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市場、売上を伸ばす老舗ブランドの戦略は?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    「汚い」「失礼すぎる」飛行機で昼寝から目覚めた女…
  • 6
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 7
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 8
    カーク暗殺をめぐる陰謀論...MAGA派の「内戦」を煽る…
  • 9
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 10
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の物体」にSNS大爆笑、「深海魚」説に「カニ」説も?
  • 4
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 5
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 6
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 7
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 8
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 9
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 10
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 6
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中