パレスチナ国家承認、ハマスの23年奇襲攻撃忘れることでない＝仏大統領

　９月２３日、フランスのマクロン大統領（写真左）は、パレスチナ国家の承認について、２０２３年１０月に起きたイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲を忘れることではないと言明した。同日、ニューヨークで撮影（２０２５年　ロイター/Al Drago）

［国連／ワシントン　２３日　ロイター］ - フランスのマクロン大統領は２３日、パレスチナ国家の承認について、２０２３年１０月に起きたイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲を忘れることではないと言明した。

マクロン大統領は２２日、パレスチナを国家として承認すると宣言した。トランプ米大統領は２３日に国連総会で行った演説で、パレスチナ国家承認はハマスに対する「あまりにも大きい報酬」とし、承認に反対する姿勢を鮮明にした。

トランプ大統領はマクロン大統領との会談に際し、記者団からのパレスチナ国家承認に関する質問に対し、「ハマスを称えることになり、（２３年）１０月７日を踏まえ、それは絶対にできない」と語った。

トランプ大統領の隣に座ったマクロン大統領は「１０月７日を忘れる人はいない」と言明。同時に「ほぼ２年間に及ぶ戦争後の結果はどのようなものか」と疑問を呈し、「これは進むべき正しい道ではない」と述べた。