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ウクライナ、複数のロシア石油施設攻撃 ドローン利用

2025年09月19日(金)03時02分

[キーウ/モスクワ  18日 ロイター] - ウクライナは18日、ロシアの主要な製油所を含む石油化学施設に対してドローン(無人機)攻撃を実施したと明らかにした。ウクライナ保安局(SBU)の関係者によると、夜間にロシア中部バシコルトスタン共和国にある石油精製所を攻撃し、一部施設に損害を与えたという。

ウクライナ軍も18日、特殊作戦部隊が夜間にロシア南部のボルゴグラード州の石油精製所を攻撃し、操業を一時停止させたと発表した。

ロシアとの和平交渉に進展がみられない中、ウクライナはロシアの石油収入を減少させるため、ここ数週間、ロシアのエネルギーの主要施設を標的としたドローン攻撃を強化している。ロシアの一部地域ではガソリン不足が発生している。

バシコルトスタン共和国の行政トップは、ガスプロムが関わる石油化学施設がドローン2機による攻撃を受けたと明らかにした。ロシアのタス通信はその後、火災は鎮火し、施設は通常通り稼働していると報じた。

また、ボルゴグラード州のボチャロフ知事はテレグラムで、防空部隊がウクライナの大規模なドローン攻撃を撃退したと述べた。住宅に軽微な被害があったものの、負傷者はいないと説明した。

ロイター
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