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イラン核査察協議、時間切れになりつつある=IAEA事務局長

2025年09月09日(火)07時24分

 9月8日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長(写真)は、イランとの間で核施設査察再開を巡る協議が時間切れになりつつあると述べた。同日、ウィーンで撮影(2025年 ロイター/Elisabeth Mandl)

Francois Murphy

[ウィーン 8日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は8日、イランとの間で核施設査察再開を巡る協議が時間切れになりつつあると述べた。

IAEAとイランは現在、査察を全面的に再開するための「様式」について協議しているが、グロッシ氏は核拡散防止条約(NPT)の締約国として査察などの検証措置を許可するイランの義務は変わらないとしている。

IAEA理事会に宛てた声明で「まだ時間はあるが、それほど多くはない」と説明。「進展はあった。数日以内にこれらの協議が成功裏に終了することを心から望んでいる」と付け加えた。

一方、イラン外務省は、IAEAとの週末の協議は「前向き」だったが、まだ結論には至っておらず、次の協議の具体的な時期も決まっていないと表明した。

ロイター
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