トロント国際映画祭に「国宝」や「8番出口」、地政学リスクの影も

9月4日、米アカデミー賞の前哨戦と位置付けられるトロント国際映画祭(TIFF)が開幕した。写真は同日、映画祭のチケットを求める人々(2025年 ロイター/Carlos Osorio)
Atsuko Kitayama
[トロント 4日 ロイター] - 米アカデミー賞の前哨戦と位置付けられるトロント国際映画祭(TIFF)が4日、開幕した。今年は節目となる第50回を迎え、291作品を上映する。俳優キアヌ・リーブスやスカーレット・ヨハンソンらも多数レッドカーペットに姿を見せ、ファンを喜ばせてくれそうだ。 TIFFによると、映画祭はこの50年で世界有数の一般向け映画祭に成長。2024年映画祭の観客動員数は70万人を超え、過去最高に達した。経済効果も年間2億4000万カナダドル(約1億7500万米ドル)と試算される。 今年のオープニング作品は、カナダ人俳優・故ジョン・キャンディの人生を追うドキュメンタリー「John Candy: I Like Me」。監督は、俳優トム・ハンクスの息子コリン・ハンクスだ。 日本からは、スペシャルプレゼンテーション部門に李相日監督・吉沢亮主演の「国宝」、石川慶監督・広瀬すず主演の「遠い山なみの光」、細田守監督のアニメ「果てしなきスカーレット」が選出された。 HIKARI監督が日本で撮影し、ブレンダン・フレイザーが主演する「レンタル・ファミリー」も同部門に出品された。 また、世界の映画祭で高い評価を受けた作品を集めたセンターピース部門には川村元気監督・二宮和也主演の「8番出口」、早川千絵監督・鈴木唯主演の「ルノワール」が選ばれた。 堀貴秀監督の「JUNK WORLD」も上映される。 ただ、華やいだ話題ばかりではない。TIFFは8月初旬、使用映像の著作権を巡る懸念などを理由に、23年10月7日に起きたイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲を題材としたドキュメンタリー作品「The Road Between Us: The Ultimate Rescue」をラインナップから外すと発表。その後、国内のユダヤ系団体などから検閲ではないかという批判が強まり、TIFFは一転、上映に動くという異例の事態となった。
(北山敦子 編集:佐々木美和)
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