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イランが英仏独と核協議、制裁復活迫る中

2025年08月27日(水)09時34分

 8月26日、イランと英仏独はイラン核問題を巡りスイスのジュネーブで協議した。写真はジュネ―ブの国連施設に掲げられたイランの旗。6月撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)

Emma Farge John Irish Parisa Hafezi Michelle Nichols

[ジュネーブ/国連 26日 ロイター] - イランと英仏独は26日、イラン核問題を巡りスイスのジュネーブで協議した。

英仏独はイランが2015年核合意に違反した場合に国連制裁を復活させる「スナップバック」規定を発動する用意がある一方、国連の査察再開や米国との核協議に応じれば、制裁復活を一定期間延期するとしている。

このためには国連安保理が核合意を定めた15年の安保理決議を延長する必要がある。同決議は現状では10月18日に失効する予定で、そうなれば英仏独は制裁復活の権限を失う。

イランのガリババディ外務次官は協議後、Xに「E3(英仏独)と安保理は外交の時間と余地を与えるべきだ」と投稿した。

イラン外務省のバガイ報道官は英仏独との対話を今後数日も継続すると述べた。

イランは米国とイスラエルによる6月の攻撃で核施設が被害を受けて以来、国際原子力機関(IAEA)査察官の立ち入りを許可していない。

こうした中、IAEAのグロッシ事務局長は26日、核査察官の第1陣がイラン入りしたとFOXニュースで述べた。ただ、査察再開の方法については依然としてイラン側と協議中とした。

ロイター
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