韓国大統領、ハンファグループ所有の造船所訪問へ 対米投資強調

米国を訪れている韓国の李在明大統領は26日に韓国のハンファグループが所有する造船所を訪れ、対米投資計画を強調する予定だ。写真は韓国の造船所。2023年12月撮影。HD現代重工業提供(2025年 ロイター)
Joyce Lee
[ソウル 26日 ロイター] - 米国を訪れている韓国の李在明大統領は26日に韓国のハンファグループが所有する造船所を訪れ、対米投資計画を強調する予定だ。
米プロジェクトに3500億ドルを投入するという約束の下、造船は最も具体的な投資分野の一つとして浮上しており、1500億ドルがこの分野に割り当てられている。
トランプ米大統領は造船業を活性化させたいと述べている。
李氏はトランプ氏との会談後、米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)でのイベントで「世界最強の能力を備えた韓国の造船業は米国の造船業にルネッサンスをもたらし、相互繁栄に向けた新たな歴史的転換点をつくり出すだろう」と語った。
韓国政府によれば、李大統領の訪米中に、造船、核エネルギー、航空宇宙、ガス、重要鉱物分野で11の拘束力のない協定が韓米企業間で結ばれた。 造船分野では、HDヒョンデが政府系の韓国産業銀行およびサーベラス・キャピタルとの間で、造船、海洋物流インフラ、先端海洋技術など、米国とその同盟国の海洋能力強化を目的とした数十億ドル規模の共同投資ファンドの設立に合意した。
サムスン重工業はビガー・マリン・グループと米海軍艦艇の保守・修理、造船所の近代化、共同船舶建造などの分野で提携することで合意した。