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米キューリグ・ドクターペッパー、JDEピーツ買収 184億ドル

2025年08月25日(月)16時17分

 8月25日、米飲料大手キューリグ・ドクターペッパーは、オランダのコーヒー会社JDEピーツを157億ユーロ(184億ドル)で買収すると発表した。写真は、食料品店に並ぶ「ドクターペッパー」。2018年2月、パサデナで撮影(2025年 ロイター/Mario Anzuoni)

[25日 ロイター] - 米飲料大手キューリグ・ドクターペッパーは25日、オランダのコーヒー会社JDEピーツを157億ユーロ(184億ドル)で買収すると発表した。

合併後の新会社は、飲料部門とコーヒー部門を分割する計画。コーヒーの販売地域を100カ国以上に拡大することを目指す。

キューリグ・ドクターペッパーは2018年にキューリグ・グリーン・マウンテンとドクターペッパー・スナップルが合併して誕生。「ドクターペッパー」「スナップル」「セブンアップ」「グリーン・マウンテン・コーヒー」などのブランドを保有している。

LSEGのデータによると、同社の時価総額は約480億ドル。

一方、アムステルダムに上場しているJDEピーツの時価総額は127億6000万ユーロ(149億3000万ドル)。

キューリグは飲料販売が好調で、今年に入り株価が10%近く上昇しているが、米国の関税やコーヒー価格の値上がりにより、コーヒー部門は今年いっぱい低迷が続くと警告している。

JDEは「ヤコブス」「ロール」「タッシモ」「ダウエグバーツ」などのブランドを保有。トランプ米大統領がブラジル産コーヒー豆に50%の関税をかけたことから、米国のコーヒー価格が値上がりする可能性があると警告している。

ロイター
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