インテルCEO、11日にホワイトハウス訪問 辞任要求受け=米紙

米半導体大手インテルのリップブー・タン最高経営責任者(写真)は、トランプ米大統領が先週、同氏の辞任を要求したことを受け、11日にホワイトハウスを訪問する予定だと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が10日、複数の関係者の話として報じた。写真は米カリフォルニア州サンノゼで4月撮影(2025年 ロイター/Laure Andrillon)
[10日 ロイター] - 米半導体大手インテルのリップブー・タン最高経営責任者(CEO)は、トランプ米大統領が先週、同氏の辞任を要求したことを受け、11日にホワイトハウスを訪問する予定だと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が10日、複数の関係者の話として報じた。
ロイターはこの報道をすぐには確認できなかった。インテルとホワイトハウスはコメント要請に応じていない。
WSJによると、タン氏は自身の個人的・職業的経歴を説明することを目指しており、トランプ氏と広範な話し合いを行う見通し。インテルと米政府が協力する方法を提案する可能性もあるという。
同紙は、タン氏が米国へのコミットメントを示し、国家安全保障上の問題としてインテルの製造能力を維持する重要性を保証することで、トランプ氏の承認を得たい意向だとしている。
トランプ氏は7日、タン氏が直ちに辞任することを要求。中国企業とのつながりから「重大な利益相反がある」と主張した。
タン氏は、米国の国家・経済安全保障を推進するという大統領のコミットメントを共有していると述べた。
ロイターは4月、タン氏が中国の先端製造・半導体企業数百社に少なくとも2億ドルを投資しており、これらには中国軍と関連のある企業が含まれると報じた。