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原油先物は下落、米在庫減で需要巡る懸念 米雇用統計に注目

2025年07月03日(木)11時32分

アジア時間の原油先物は下落。世界最大の原油消費国である米国の在庫が政府統計で予想外に増加したことを受け、需要を巡る懸念が高まり、前日の上げから反転した。写真は6月11日、テキサス州ミッドランド(2025年 ロイター/Eli Hartman)

[3日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。世界最大の原油消費国である米国の在庫が政府統計で予想外に増加したことを受け、需要を巡る懸念が高まり、前日の上げから反転した。

0044GMT(日本時間午前9時44分)時点で、北海ブレント先物は0.24ドル(0.35%)安の1バレル=68.87ドル、米WTI先物は0.24ドル(0.36%)安の67.21ドル。前日はそれぞれ3%、3.1%上昇していた。

米エネルギー情報局(EIA)が2日発表した最新の週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比380万バレル増の4億1900万バレルとなった。ロイターのアナリスト調査では180万バレルの減少が見込まれていた。

ガソリン需要は日量860万バレルに減少し、米国の夏季ドライブシーズンのピーク期における消費への懸念が高まった。

アナリストは、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ幅やそのタイミングを探るため、3日に発表される米雇用統計が注目されると指摘している。

2日に発表された 米ADPリサーチ・インスティテュートの6月全米雇用報告では、民間雇用者数が予想に反し、約2年ぶりに減少した。ただ、アナリストは政府発表のデータとの相関性はないと注意を促している。

ロイター
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