米のイラン攻撃、英に事前通告 支援要請は受けず=英閣僚

英国のレイノルズ・ビジネス貿易相は6月22日、米国のイラン核施設攻撃について英政府は事前に通告を受けていたが、米英が共有するインド洋のディエゴガルシア基地使用の要請はなかったと明らかにした。6月11日、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Jaimi Joy)
[ロンドン 22日 ロイター] - 英国のレイノルズ・ビジネス貿易相は22日、米国のイラン核施設攻撃について英政府は事前に通告を受けていたが、米英が共有するインド洋のディエゴガルシア基地使用の要請はなかったと明らかにした。英国が攻撃に参加しなかったとも強調した。
スカイニュースで「キプロスのアクロティリやディエゴガルシアの空軍基地といった英軍資産により、そうした要請が寄せられることはよくあるが、今回はそうした要請があった状況ではない」と語った。
ディエゴガルシアはチャゴス諸島にある戦略的に重要な英米軍基地。
米国の攻撃計画について、いつ通告があったかは明らかにできないとした。
また「数日ではなく数時間内」に英国民を中東から退避させるため、チャーター機について活発に協議していると述べた。