トランプ氏、パウエル氏を再び非難 「自分がFRBを率いるべき」

トランプ米大統領は18日、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが後手に回っているとして、パウエルFRB議長を改めて非難した。2017年11月撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)
[ワシントン 18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが後手に回っているとして、パウエルFRB議長を改めて非難した。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、パウエル議長は「(利下げを巡り)いつも遅すぎる」とし「職務を粗末に遂行している」と非難した。その上で、「自分がFRBに行った方がよいのではないか。自分を任命できるのか?私の方がずっと良い仕事をする」と、自らがFRBを率いることも示唆した。
さらに「私なら彼を再任することは決してなかったが、バイデン前大統領が再任した。なぜかは分からないが、おそらく彼は民主党員だったのだろう。彼の仕事ぶりはまずかった」、「私は彼を『遅すぎるパウエル』と呼ぶ。彼はいつも遅すぎるからだ。つまり彼を見れば、私が100%正しく、彼は間違っていたということが分かる」とも述べた。
FRBは17─18日の日程で開いている連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定する見通し。
トランプ氏はこれまでも繰り返し、FRBが利下げを行っていないとしてパウエル議長を非難している。