ウクライナ、共同基金下での軍事支援巡り米と協議=副首相

ウクライナのスビリデンコ副首相は18日、先月設立された共同復興投資基金の下でウクライナの防衛プロジェクトを支援する可能性について米国の高官らと協議したと明らかにした。2024年8月撮影(2025年 ロイター/Daniel Becerril)
[キーウ(キエフ)18日 ロイター] - ウクライナのスビリデンコ副首相は18日、先月設立された共同復興投資基金の下でウクライナの防衛プロジェクトを支援する可能性について米国の高官らと協議したと明らかにした。ウクライナは4年目となる対ロシア戦争の終結に向け、最大の軍事的支援国である米国からの支援強化を目指す。
スビリデンコ氏はXへの投稿で、「協議は、ウクライナ国内の防衛部門プロジェクトの支援に向けた基金の任務拡大に焦点が当てられた」と言及。協議はカナダ西部アルバータ州で17日まで2日間にわたり開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)中に行われ、ベセント米財務長官も参加したと述べた。
スビリデンコ氏は防衛プロジェクトの詳細については明言していない。
米国とウクライナは先月、米国にウクライナの新たな鉱物資源取引への優先的なアクセスを与えるとともに、復興投資基金を設立する内容の鉱物資源協定に署名していた。