イスラエルがアラブ諸国閣僚のヨルダン川西岸訪問阻止、サウジは批判

サウジアラビアのファイサル外相は、イスラエル政府がアラブ諸国閣僚らのヨルダン川西岸地区への立ち入りを阻止したことについて、「過激主義と和平拒否」を示していると批判した。写真は6月1日、ヨルダンのアンマンで撮影(2205年 ロイタ/Alaa Al Sukhni)
Suleiman Al-Khalidi
[アンマン 1日 ロイター] - サウジアラビアのファイサル外相は、イスラエル政府がアラブ諸国閣僚らのヨルダン川西岸地区への立ち入りを阻止したことについて、「過激主義と和平拒否」を示していると批判した。
ヨルダン、エジプト、バーレーンの外相との共同記者会見で「イスラエルがヨルダン川西岸地区への訪問を阻止したことは、その過激さと、(平和的な)道筋のための真剣な試みを拒否することを裏付けている。この傲慢さに立ち向かうため、国際社会における外交努力を倍加させるというわれわれの意志を強めるものだ」と述べた。
パレスチナ自治区当局者によると、イスラエルは31日、ヨルダン、エジプト、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦の閣僚が参加予定だった翌1日の会合を許可しないと発表した。
イスラエル政府関係者は、閣僚らはパレスチナ国家樹立に向けた「挑発的な会合」に参加するつもりだと述べた。