日本含む外交団への警告射撃、イスラエルに抗議=林官房長官

5月22日午前の記者会見で林芳正官房長官(写真)は、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸ジェニンを視察していた日本を含む外交団にイスラエル軍が警告射撃を行ったことについて「あってはならない」と述べ、イスラエルに抗議し、説明と再発防止を申し入れたと明らかにした。写真は2023年12月、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 22日 ロイター] - 林芳正官房長官は22日午前の記者会見で、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸ジェニンを視察していた日本を含む外交団にイスラエル軍が警告射撃を行ったことについて「あってはならない」と述べ、イスラエルに抗議し、説明と再発防止を申し入れたと明らかにした。
イスラエル側はこの申し入れを十分認識していると回答し、遺憾の意を表明したほか、事実関係を調査中で結果のしかるべき共有を行うと説明したという。林官房長官によると、外交団に負傷者はいない。
イスラエル軍はこの事案について、「使節団が承認されたルートから逸脱し、立ち入りが許可されていない地域に入った」ため、兵士が「同地域から離れるよう、警告射撃を行った」と説明している。外交団に参加した他の国からも非難の声が上がっていた。